現在最も流通量が多い液入りバッテリーは、電解液として希硫酸(液体)が入っています。その電解液が流れ出ないようにスポンジ状のマットにしみ込ませたり(AGM)、ゲル状物質に置き換えたりして(ゲル式)密封状態にしているのが、ドライバッテリーやシールドバッテリー(VRLA)と呼ばれるものです。
密封されているので、タテ・ヨコ自由に搭載が可能なほか、信頼できる製品であれば放電力の増大、長寿命、電解液の補充が不要、幅広い温度特性など、バッテリーの性能や使い勝手が大幅に向上します。その性能は内部構造である極板の材質や形状、電解液の成分によって決定づけられるので、各社しのぎを削って研究しています。また、従来ドライバッテリーやシールドバッテリーと呼ばれることが多かったのですが名称のイメージと実際の構造に差があり誤解を生じることがありました。そのため近頃ではVRLAやAGMと呼ばれることも多くなってきています。
体感パワー / 長寿命 / メンテナンスフリー / 幅広い温度特性 / タテ・ヨコ自由搭載 / 優れた耐振性 / 白化腐食なし / 交換するだけ などです。
通常使用時の短所はまったくありません。
ただし、使用頻度が少ない方やバッテリーを小型化されて補充電する場合、必ず専用充電器をご使用ください。
デカは、従来の液入りバッテリーでは当たり前だと思われていたネガティブな要素(定期的なメンテナンスが必要・3年程度の寿命・低温時の性能劣化など)を克服した新世代の高性能AGMバッテリーです。
バッテリーの心臓部である極板を独自で開発しており(特許取得)、今までにないパワーと寿命を実現しました。さらに従来型AGMバッテリーでは「バッテリーが上がってしまった場合の充電(回復)が難しい」とされていた充電効率の欠点も克服し、その高性能と信頼性によりAGMバッテリーとして世界で初めて自動車メーカーに純正採用されています。
また、レースのトップクラス車輌における使用実績が、デカの高性能と信頼性を証明しています。その利用範囲は自動車用にとどまらず、産業ロボットや電動車椅子などへ大きな広がりを見せています。
1990年頃のAGMバッテリー普及当初、競技用の超コンパクトサイズを電装品がたくさん付いた一般車に使用して上がってしまい、AGMバッテリーは上がりやすいという誤解を招いたようです。
AGMバッテリーは一般の液入りバッテリーと同様に、正しいサイズ選択をすれば上がることはありません。お車や使用環境にあわせた最適な製品選択とアドバイスをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
アイドリングストップ車は、アイドリングストップ中にエアコンやオーディオ等で電力を消費します。 充電制御車は充電せずに走行する事があり、電力を消費します。両車は共に消費した電力を短い時間で補うために、エコカーは充電効率の良いバッテリーが求められています。Dekaは独自開発の極板(特許取得)を新形状で使用し、抜群の充電性能により短い時間で効率的な充電を行い、過酷な状況でも安定した性能を発揮します。
AGMバッテリーの性能を最大限発揮させるためには必要ありません。AGMバッテリーは密封されていますので、充放電時の内圧変化を樹脂製ケースの伸縮で吸収しています(過充電などによる高圧発生時は密封バルブから内部ガスを排出する構造になっています)。
*ケース表面の数ミリの凹凸は充放電の内圧変化に伴う正常な伸縮であり、異常ではありません。
メタルジャケットは、取付用ナットの位置に自由度が出るので搭載性が向上しますが、ケースの伸縮機能を妨げるので、不必要な内部ガスの放出によって性能低下を起こす場合があります。
AGMバッテリーは、一般の液入りバッテリーと内部構造が全く異なるため、専用の充電器を使用する必要があります。
専用充電器以外で充電すると、バッテリー性能を低下させ寿命も縮めてしまいます。液漏れや膨張、破裂の危険もありますので必ず弊社専用充電器(電圧制御、AC電圧補正機能付き)をご使用ください。また、専用充電器以外で充電された場合は保証の対象外となりますのでご注意ください。
すぐに販売店または東洋システムまでご連絡ください。保証期間内でバッテリー本体が原因である場合、診断から補充電、出荷検査、履歴データ登録、出荷まで無償対応させていただきます。
また、保証期間を過ぎている場合、バッテリー本体以外が原因の場合でも、早く最善の処置をすれば再生の可能性が高くなりますので是非ご相談ください。
*過放電・過充電・高温環境での使用などは有償になりますのでご了承ください
お買い上げ日から2年間の保証となります(シリーズにより異なりますのでご注意ください)。
万が一のトラブル発生時は、すぐに販売店または東洋システムまでご連絡ください。保証期間内でバッテリー本体が原因である場合、診断から補充電、出荷検査、履歴データ登録、出荷まで無償対応させていただきます。
また、保証期間を過ぎている場合、バッテリー本体以外が原因の場合でも、早く最善の処置をすれば再生の可能性が高くなりますので是非ご相談ください。
エアコンやオーディオのない競技車両など、限られた条件であれば、ある程度小型化し軽量化が可能です。しかし安易な小型化はパワー不足になるばかりでなく、バッテリーの寿命が極端に短くなるので注意が必要です。お客様の使用環境にあわせ、慎重にサイズ選択や補充電の要否を判断する必要がありますので、お気軽にお問い合わせください。
長期間クルマに乗らない場合は専用充電器を使って充電し、バッテリー上がりを防止します。専用充電器に付属しているワンタッチで取り外し可能な接続コネクターでバッテリーに接続すれば、車載状態のまま簡単に充電を行なうことができ、バッテリー上がりを防止します。専用充電器は過充電防止機能付きですので、クルマを使用するまで付けたまま(常時充電)でOKです。